MRだったら、あと一押しで処方が取れるとしたらどうするでしょうか?
当然のことですが、活動を継続するでしょう。
ではもしKPIで顧客毎の訪問回数が決められており、既に設定回数を達成しているとしたらどうでしょう?
KPIは訪問回数、カバー率、集中化率で評価されます。
つまり多くても少なくても評価されにくい構造があります。
多くの製薬企業では行動評価としてのKPIと結果評価としての売上実績・進捗率(KGI)の2つが設定されています。
行動と結果に因果関係があれば問題ありませんが、実際には相関関係はあっても因果関係があるとは言えません。
となるとKPIとKGIのどちらかを優位しなくてはならない場面に遭遇する可能性があるということです。
営業であれば売上にこだわりたい人が多いのではと思います。
その場面は実際の活動とは異なる報告をするかもしれません。
そうなってしまってはせっかくの定量化されたデータに何の意味も無くなってしまいます。
KGIと因果関係が成立する中間的な数値化された評価軸が必要です。