YouTubeを観ていたらこんな投稿がありました。
2020年の年齢別の全死亡と大阪府の年齢別コロナ死の割合が同じだ、だからコロナは特別ではないんだ、との主張です。
両群の年齢別死亡率を表で比較し、非常に似ていることを示していますが本当にそうでしょうか?
視覚化して検証出来ないか試してみましょう。
まず縦棒グラフにしてみました。
なるほど、似ているように見えます。
つぎに折れ線グラフにしてみました。
縦棒グラフよりさらに似ているように見えます。
しかし年齢によっては違うようにも見えますね。
最後に散布図をつかってR2値を表示します。
R2=0.9716、すなわち97%の確率で両群には相関関係があるという結果となりました。
この2群間での比較が妥当かどうかは別として、見た目の印象という非常に曖昧な情報から統計的な定量情報として見せることで説得力が向上します。
患者数や競合の売上など、自社製品の売上実績に影響を及ぼす要因の検証にも応用が可能です。
いずれもEXCELで作図できる簡単なものですのでお試し下さい。