ミクスオンラインの調査によると、長引く在宅勤務に伴うコミュニケーション不足や、蓄積する心的ストレスなどにより不安を抱えるMRが増えているそうです。

半数を超えるMRがこれまでのオフライン活動と異なり、「競合メーカーのMRの動きが見えずに不安を感じた」と回答しています。

では不安の原因とはなんでしょうか?

不安は「一過性で原因が明確なタイプ」と「ある程度持続的で原因が曖昧なタイプ」の二種類に分かれます。

競合状況が見えないという不安は後者だと思われます。

競合の動きが把握できなくとも自社製品の売上に悪影響が無ければ問題はないはずです。

また競合の活動を警戒すべき顧客が明確になれば情報収集の労力は軽減され、また方法も見つかりやすいはずです。

競合の活動が自社の活動を上回っており、その結果として顧客の処方に影響が出ることが問題となります。

逆に言えば顧客の処方に影響がない、すなわち売上実績に変化がなければ問題はないということになります。

営業であるMRが重視すべき指標は売上実績です。

売上実績を見れば競合状況や警戒すべき顧客が見えてきます。