先日、保有している金(ゴールド)の一部を売却しました。価格が一旦安定期にあったので「そろそろ利確しておこう」と考え、所有していたうちの半分を手放すことにしました。結果としては利益を得ることができたのですが、売却後に金価格が続伸。
「もう少し待っていれば…」という気持ちと、「半分は残しておいたから資産はさらに増えた」という安心感。この2つの感情が同居する、いかにも投資らしい出来事でした。
この経験からあらためて実感したのは、「不確実性とどう向き合うか」が、投資だけでなくビジネス全般において非常に重要だということです。
私たちはつい、「もっと早く動けばよかった」「あの時こうしておけば…」と、過去の“たられば”に思考を奪われがちです。しかし、そもそも未来は誰にも読めません。だからこそ、不確実性を許容したうえで、自分なりのルールや戦略に基づいた行動を取ることこそが、最も理性的な判断なのです。
最近ではAIによる需要予測や行動分析が進化し、私たちはデータに基づいた意思決定ができるようになってきました。しかし、どれほど高性能な分析であっても、予測は常に確率的なものであり、100%の確実性はありません。だからこそ、「正確性」に固執しすぎると、かえって動けなくなるリスクすらあります。
重要なのは、「間違えないこと」よりも、「判断のプロセスに納得できること」。
つまり、“正解探し”ではなく、“納得解を積み上げていく”ことが、現代の意思決定における本質ではないでしょうか。
投資でもビジネスでも、不確実性は避けることは出来ません。むしろ、その中で行動することが、成果を手にするためのチャンスを得る方法なのかもしれません。
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