ミクスOnlineの記事で、「優れているMR」ランキングが発表されましたね。

昨年1位の武田薬品工業が得票率12%で2位に後退しました。

内科系で票を減らしており、プライマリー領域からスペシャリティ領域に経営資源配分をシフトしたことが反映された結果のようです。

とはいえ1位の第一三共株式会社の得票率は13%と圧倒的な評価といえるほどではありません。

一方で躍進したのは3位に入った大塚製薬です。

特に精神科領域で票を伸ばしており、集中化戦略が機能しているようです。

「〇〇と言えば大塚」と想起される差別化が上手くいっています。

市場が縮小する医薬品マーケティングでは希少疾患など、領域を絞った戦略の方が差別化を機能させやすいと言えます。

かといって希少疾患メーカーが企業体力に勝る大手製薬企業に全体市場で勝てるかと言えば難しいでしょう。

セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングを明確にし、ターゲットシェアを確実に積み上げるロードマップが描けるかが戦略のポイントになってくるでしょうね。