市場/顧客、競合、自社の3C情報を含む受発注データを用いれば医師の治療指針や処方傾向を知ることにより、現実的なペルソナを設定することが出来ます。
 
インターネットの普及により顧客との接点が多様になってきていることから、購入する顧客の視点での体験(CX)を通じて顧客満足度の向上を重視するようになりました。
 
顧客満足度の向上のためにはCXを時間軸で追っていくカスタマージャーニーや、そのターゲットをイメージしたペルソナの設定が必要です。
 
従来のセグメント設定では、対象市場の顧客を年齢や性別、居住地などの「基本属性」ごとに絞り込んでいましたが、ペルソナの設定では「基本属性」に加えて趣味やライフスタイルなどの「行動属性」が必要です。
 
しかし、顧客の好みや価値観が多様化するなかで、属性ベースによる顧客セグメントには限界があります。
 
また面会機会の減少によりデータでしか顧客を捉えられないことから、都合の良い人物像をつくりあげてしまうことや、修正できないなどのデメリットがあります。
 
さらに医薬品ビジネスでは嗜好性が重要な生活消費材とは異なり、処方をする医師の治療指針や処方傾向が大きな要因です。
 
市場/顧客、競合、自社の3C情報を含む受発注データを用いれば医師の治療指針や処方傾向を知ることにより、現実的なペルソナを設定することが出来ます。