マンスリーミクス7月号に、ジャディアンス、エンレスト、フォシーガに対してCKD領域で想起した医師数ランキングが掲載されていたのでマトリクス分析を行ってみました。

出典:インテージヘルスケア「SOC 2024年4月度調査」

製薬業界には医薬品販売データベースが存在し、顧客単位で自社および競合製品の販売実績を知ることが出来ますが、このようなデータが入手できない場合にはこのような顧客内シェアを用いることが出来ます。

調査はMR、講演会、eマーケティングの3つのチャネルでそれぞれ集計されていますが、今回の分析ではプロモーションチャネル合計を用いています。

北海道・東北、中部、中国・四国、関東、近畿、九州を合計した全国のシェア値は、ジャディアンスが35.51%、エンレストが33.27%、フォシーガが31.22%と拮抗しているように見えますが果たしてそうでしょうか?

3製材ともに、競合に対して圧倒的なシェアの差をつけたエリアはありませんが、ジャディアンス、エンレストの2強型市場を形成しつつあるようです。

ジャディアンスは、関東でフォシーガに対して現状の1.5倍、近畿でエンレストに対して現状の1.3倍の戦力量を投入することで、シェア値が約9.5%向上します。

そのための必要に応じて、戦力量を確保するために中部と中国・四国からリソースを振り分けることになります。

エンレストは、中部でフォシーガに対して現状の1.1倍の戦力量を投入することで、シェア値が約5.6%向上します。

ではフォシーガはどうでしょうか?全てのエリアでジャディアンス、エンレストに1位の座を奪われており、非常に脆弱性が高いと言えます。

eマーケティングでは1位のエリアがあるため、チャネルの選定が重要な要素となりそうです。