なんど竿を振ったか?なんどルアーを投げたか?なんどリールを巻きあげたか? これらの回数を分析しても、なぜ釣れたのか、あるいは釣れなかったのか、その理由となる因果関係は分かりません。わかるのは、釣れる確率がどうだったのかという結果だけです。これがKPIの本質です。
市場規模が拡大している成長期であれば、魚がたくさんいるため、戦略を考えなくても、竿を下すだけである程度の成果が得られます。そのため、KPIをトラッキングするだけでも実効性をあげることができました。
しかし、市場が縮小し、魚が少なくなる市場の縮小期では、どこで釣るか、なにを釣るか、そのために必要な装備はなにか、つまり戦略(STP)の重要性が増してきます。成功の鍵を握るのは、明確な目標設定と戦略の実行です。
さらに、その戦略が本当に効果的だったかを見極めるためには、釣り場に魚影があるのか?魚がルアーに反応しているのか?そして、どのルアーが特に効果的だったのか?といった具体的な成功要因(KSF)を検証することが不可欠です。KPIは行動量を示す指標ですが、それだけでは本質的な成功要因には到達できません。STPで戦略を定め、KSFでその効果を測ることで、初めて真の成功を捉えることができるのです。
