昨年の終わりに取得した特許技術の、アプリケーションへの機能追加作業をしています。コードを用いないノーコードでのアプリ開発ですが、エンジニアではない私には一筋縄ではいかない場面にも多々遭遇します。先日も、作業の途中で壁にぶつかり、どうしても解決策が見つからない状況に直面しました。

以前からの約束で人に会うために外出しなければならず、お酒を飲み帰宅しました。帰宅後に作業に戻ると、驚いたことに先ほどまでの問題が自分でも拍子抜けするほどあっさりと解決しました。このような現象を「インキュベーション効果」というそうです。

インキュベーション効果とは、問題解決のプロセスで、一時的に問題から意識を離すことにより、無意識のうちに新しいアイデアや解決策が浮かぶ現象です。

この効果はビジネスの世界でも非常に重要です。常にフルスピードで作業を進めることが、良い結果をもたらすとは限りません。時には、意図的に一歩下がってリフレッシュする時間を持つことが、長期的な生産性と創造性の向上につながります。特にクリエイティブな仕事では、無理にアイデアを絞り出すよりも、リラックスして心を解放する方が、より良いアイデアが生まれることもあります。

もちろん、リラックスの方法は人それぞれです。散歩をする、音楽を聴く、瞑想をするなど、各自に合った方法で心を休めることが大切です。重要なのは、問題から一定の距離を置き、心をリフレッシュすること。これにより、思いがけないアイデアや新しい視点が得られるかもしれません。