医薬品ビジネスでは市場参入期にはブルーオーシャン戦略が成立してもライフサイクルが進めばいずれ競合が登場し、レッドオーシャンで勝つための戦略が必要になることが多いでしょう。

つまり競合を意識した戦略が勝敗を分ける重要なポイントとなるわけです。

しかし多くの製薬企業はカスタマーセントリシティを掲げ、価値提供に勤しんでいます。

ライフサイクルが成長期にあればそれも有効な戦略プランです。

しかし成熟期から衰退期では競合同士によるゼロサムゲーム、どちらからが得をすればもう一方が損をする正に血で血を洗うレッドオーシャンです。

そのため利益確保のために市場規模の大きなセグメントにリソースを集中しますが却って状況を悪化させることになります。

競合各社がより狭し市場に集中し戦力を投入することでより競争を激化させ消耗戦を引き起こすことになります。

結果的に経営資源に勝る強者が勝ち残ることになるわけです。