フォーミュラリを推進する学術団体「一般社団法人日本フォーミュラリ学会」が発足しました。

フォーミュラリは後発品のさらなる使用促進につながるため新薬メーカーとしては内心穏やかではないでしょう。

地域フォーミュラリの目的は地域全体で最適な薬物治療を推進することにあり、必ずしも安価な医薬品の処方を推進することではありませんが経済的な背景があることは明確です。

製薬企業は「安定供給、品質、価格」などで評価されるため、より社会貢献を求められることになります。

医療環境はエリアごとに異なるため、情報収集の感度を上げ、地域に即したエリアマーケティングと、全国的なリソース配分を見直さなければ淘汰されてしまう危険性をはらんでいます。

まさに「強化」「維持」「検討」「撤退」の色分けが重要です。

長期収載品を放出している新薬メーカー各社の今後の戦略が気になるところです。