製薬企業に勤める以前の同僚に近況を聞くと、アンケート調査が多くて忙しいと言っていました。

調査の目的や内容は知りませんが、実施数が決められていても、実施対象は明確には決められていないようです。

しかしこのように、対象顧客の属性分類を行わずにランダムにアンケートを行うことは、精度の低いデータ収集につながり、製品やサービスの改善、顧客満足度の向上、効果的なマーケティング戦略の策定に必要な洞察を提供することが難しくなります。

これではアンケートを使ったただの面談ツールであり、いわゆる手段の目的化と言えます。

例えば、医師の治療方針や処方傾向を知るためのアンケート調査において、以下の4タイプの属性で顧客を分類し、それぞれに適した質問を設計することは、製品の市場ポジション、改善点、および拡大可能性の理解を深めるのに役立ちます。

① 自社製品を高く評価している顧客
質問: 自社製品を選択した主な理由は何ですか?
目的: 自社製品の強みや魅力を特定する。

② 薬剤選択が絞り込まれていない顧客
質問: 薬剤選択の際、どのような情報を最も重視しますか?
目的: 未決定顧客がどのような情報に基づいて選択を行うのかを理解し、マーケティング戦略を調整する。

③ 競合製品を高く評価している顧客
質問: 競合製品を選択した主な理由は何ですか?
目的: 競合製品の強みを理解し、自社製品の改善点を特定する。

④ 自社製品を使用していない顧客
質問: 自社製品を使用しない主な理由は何ですか?
目的: 自社製品の認知度、価格、利便性など、使用を妨げる要因を特定する。

DXS Stratify®はこの4タイプの顧客分類を優先順位で可視化することが出来ます。さらに競合他社の視点からも同様に分析が可能なため、今後競合が実施するであろう戦略を予測し先手を打つことで競争優位性を獲得することが出来ます。

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