Veeva Systems社より最新のTrends Reportが発表されました。
 
対面によるエンゲージメントが65%を占めており、チャネルミックス全体の最大値でした。
 
2番目に好まれているチャネルは23%のE メールで、電話7%、オンライン6%、SMS/チャット1%となっています。
 
人的要因によるタッチポイントが、オンラインチャネル全てによる顧客とのタッチポイントを上回る結果です。
 
マーケットシェア理論における65%とは、「安定的な強者、独走態勢」です。
 
すなわちMRによる情報提供が他チャネルに代替される可能性は極めて低いと言えます。
 
これはデジタルチャネルだけでは期待した処方インパクトが得られない要因かもしれません。
 
MRによる情報提供とオンラインによる情報提供のどちらが良いかという二元的な選択ではなく、両者の「組合せ」と「住み分け」を検討する必要があるでしょう。
 
そのためにはパレート分析などの1軸による優位付けではなく、顧客タイプによる分類が必要です。
 
マトリクス分析法では顧客を4つの「目的」に分類しています。
 
「目的と手段」の視点から考えることで効率の最大化が図れるでしょう。