医薬品マーケティングにおけるデジタル化は以前より言われていたことですが、新型コロナウイルスの影響で加速し、一気に浸透する兆しを見せています。

医療機関への訪問が出来ないなど、MRによる情報提供はメールやリモートディテーリングといったオンラインに置き換わっています。

今後はオンラインが主体となり、オフラインでのフェース・トゥ・フェイスは補助的な位置づけとなるかもしれません。

一方でデジタルによるプロモーションは当初に期待したほどの処方インパクトが得られていない現状から、MRとのハイブリッド型が模索されています。

ここには売上向上に必要となる大きなヒントが隠されているようです。

つまりMRには有ってデジタルには無いもの、それが売上を上げるために不可欠な要因と言えるかもしれません。

時代と共にコミュニケーションの形は変化しています。

医薬品業界に限らず、顧客の購買行動もAmazonなどに代表的されるように人を介さない方を好む傾向はコロナ以前から現れていました。

多くの顧客にとって日中の忙しい業務時間中にMRに押しかけられることは歓迎することではありません。

必要な時に必要な情報にアクセスできる方が好まれることは明白です。

その顧客のニーズに応えるべく、各社デジタル化を進めて来たわけです。