内閣支持率が下落しており自民党支持層離れと言われています。

衆院選が9月に行われるようですが衆院選に菅首相では選挙で勝てないと党内でも反発があるそうです。

ではデータを見てみましょう。

実際に内閣支持率は低下し続けており、菅内閣発足時の62.3%から25.8%へと36.5ポイントも落としています。

確かにこれでは勝つことは難しいかもしれません。

これらを背景に立憲民主党の枝野代表は政権交代に意欲を見せています。

では自民党員である国会議員は衆院選で不利な戦いをしいられるのでしょうか?

競争優位性を知るために政党支持率を確認してみます。

年初は支持率を下げた自民党ですが直近では50%近くまで戻しており、立憲民主党に対しては6倍近い支持率です。

国民から支持を得た政党員が選挙で当選するので少なからず影響はあるとはいえ、内閣支持率と政党支持率を分けて考えるべきでしょう。

一方で野党第一党の立憲民主党はほぼフラット、やや低下といった感じで国民の10人に1人以下の支持率です。

クープマンモデルでいうところの圏外弱者であり、逆転することはほぼ不可能な位置にいます。

国会議員やマスメディアがそのことを知らないことはないと思いますがなぜそのような論調でインフォメーションするのか不思議な感じがします。

立憲民主党の政党支持率が低迷していることについて枝野代表はメディアが持っていない独自のデータを持っており十分に政権が代わる可能性があると強調していますのでどの程度説得力があるか興味がありますね。

①内閣支持率は競合のない単独の指標、政党支持率は競合との相対的な指標です。

②相対的に評価しないと競争市場での競争優位性を分析することができません。

③さらに定量データがなく個人の認識では客観的な視点で説明、納得を得ることが難しいことが分かるのではないでしょうか。

*当ブログは特定の政党を支持するもではなくマーケティングの考え方の素材としていることをご了承ください。