8月29日時点での新型コロナウイルスのワクチン接種率は、65歳以上の高齢者では8割を超える一方で全体では2回目接種率は44.6%、特に30代以下の若年層には接種が進んでいない自治体が多く見られます。

全国の医療従事者の接種率のデータを見つけることが出来ませんでしたが、高崎市では6月末には91.4%に、広島市では98.2%と非常に高い結果となっています。

2月22日のブログで接種率が40%前後まで進む根拠をマーケティング的に解説させていただきましたが、実際に順調に進む結果となりました。

現在、若者を中心に接種が進まない状況の背景として、40%までの接種戦略プランのロードマップの明確さに比べて、ワクチンの確保状況に応じて接種を進めるというようなターゲット市場の不明確さがあるように思います。

更に若者への接種を広げるためには若者市場を細分化する必要があります。

例えば対人業務の方、県外移動の多い方、基礎疾患を有する方など、接種対象の優先順位を決めて、40%までと同様にロードマップを作成することです。

*当記事はワクチンの接種をマーケティング的に考えることが目的であり、接種の推進・反対をする趣旨ではないことをご理解ください。