通常の目標管理はこう考えます。
〇〇をやれば、頑張れば成功する
しかしDAGで見ると、中心(ドラフト8球団)に
外周から直接入る矢印に直接的な因果変数は存在していません。
外周(習慣・行動)
↓
媒介(能力・評価・状態)
↓
アウトカム
つまり、
行動 → 媒介 → 結果
です。
2️⃣ 媒介の数が“構造の厚み”になる
ここが極めて重要です。
中心に近い8つのエレメント(球速、コントロール、キレ、メンタル、人間性、運など)は
結果を決める“媒介変数”
です。
そして外周は
媒介を動かす“因果変数”
になります。
成功確率は、
- 媒介の数が多いか
- 媒介の質が高いか
- それぞれに複数の因果が入っているか
で決まります。
3️⃣ レバレッジの本質
仮に球速という媒介が1つしかなく、
その球速を高める因果が1本しかなければ、
構造は脆弱です。
しかし実際のマンダラは違います。
球速に対して:
- 体づくり
- 下半身
- 体幹
- 可動域
- フォーム安定
と複数の因果が入っています。
これは
冗長性(robustness)を持つ構造
です。
4️⃣ 本当に面白いのはここ
目的達成に直結する因果はない
これは極めて重要です。
成功は「直接打つ矢」ではなく、
媒介の総合値
として現れます。
つまり、
- 行動は媒介を高める
- 媒介が結果を押し上げる
この二段階構造です。
5️⃣ ビジネスへの翻訳
例えば売上。
売上に直接効く因果はない。
広告 → 売上
は幻想です。
実際は:
広告 → 認知(媒介)
認知 → 信頼(媒介)
信頼 → 問い合わせ(媒介)
問い合わせ → 受注(媒介)
受注 → 売上
です。
売上に直接効くのではなく、
媒介を積み上げている。
6️⃣ マンダラDAGの核心
成功とは
媒介の数 × 媒介への因果の数 × 構造の整合性
で決まる。
ここが構造分析と因果推論が交差する地点です。
7️⃣ さらに一段深い話
媒介が8つあるということは、
どれかが落ちても全体が崩れない。
つまりこれは
分散型成功モデル
です。
逆に、
1つの媒介(例:才能)だけに依存すると、
構造は崩れやすい。
8️⃣ DAGの視点
DAG的視点では
- 因果の本数
- 媒介の厚み
に注目します。
多くの人は
「何をやるか」
に注目します。
しかし本質は
媒介を増やせているか?
です。
ここからさらに進むと、非常に面白い問いが出ます。
- 媒介は8個が最適なのか?
- 媒介の相互作用(交互作用)はどう描くか?
- 媒介間の競合(トレードオフ)はあるか?
- 媒介の重要度をどう定量化するか?
これは完全に構造分析×因果推論の世界です。
