経営分析の手法として、スタンダードなもののひとつがPPMです。
経営の資源配分を検討する際に用いられる手法として有名です。
PPMは1970年にアメリカのボストン・コンサルティング・グループ社が提唱した経営分析の手法です。
PPM分析はどのようなビジネスにも活用できるわけではありません。
適応条件のひとつは製品ライフサイクルがあること、そして規模の経済が存在していること、すなわちコストリーダーシップ戦略が可能な場面です。
これはPPMが提唱された1970年代を考えれば納得できます。
この時代は戦後の高度成長期にあり、大量生産/大量消費のビジネスモデルです。
PPMに限らず多くのビジネスフレームワークは高度成長期/バブル期に提唱されたものなので実務応用の際は現代のビジネスモデルに適応するか注意が必要です。
では経営資源の配分に目安はあるでしょうか?
「田岡信夫:ランチェスター販売戦略」に 事業展開と資本分配の数値が記載されていたのでご紹介しておきます。