顧客の所在が不明確な消費財マーケティングにおいて、潜在顧客を掘り起こし、受注確率の高い顧客を絞り込む一連の行程をデジタルに置き換えることは営業活動の効率化と最適化においてとても有効で重要な戦略です。

医薬品マーケティングにおいても消費者である患者一人一人を自社製品のユーザーにすることは、消費財マーケティングと同様に一見するとマスマーケティングのように思えます。

しかし医薬品の場合、消費者である患者に自社製品が届くまでに購入者である医師/医療機関が存在します。

特に実際に処方されるまでには医師による処方箋が必要となります。

顧客となる医師は患者のようにマスマーケティングは必要ではなく、コロナウイルス以降、面会機会が減少したとはいえ、ダイレクトマーケティングが可能です。

まずは医師の治療指針や処方傾向によるニーズに合わせたOne to Oneマーケティングを突き詰める必要があるでしょう。