近年、注目されているマーケットイン型の市場アプローチですが、医薬品ビジネスでは基礎研究段階ではまず薬効のある候補物質をスクリーニングし、適応疾患を探索するというプロダクトアウトの要素が強く、非臨床試験以降にマーケットインの要素が高まるプロセスになることが多いように思います。

そのため一般的な消費材マーケティングほどの自由度はなく、限定的な戦略プランとなる傾向があります。

そしてそれらのバランスは市場/顧客ニーズと各製薬企業の技術力、経営資源量に左右されます。

市場/顧客のニーズと市場のライフサイクルのフェーズ、そして競合と自社の3Cによる相対的な戦略プラン二ングが求められます。