医薬品開発はブロックバスター型からアンメットメディカルニーズ型へ移行しており、ロンチ戦略は今後益々重要になってきます。
市場参入期の戦略プランニングを考える上で重要なポイントはなんでしょうか?
当然のことですが、参入する自社製品の製品ライフサイクルは導入期のアーリーフェーズです。
今後、市場を拡大し売上を伸ばす必要があります。
では参入する市場のライフサイクルはどうでしょうか?
自社製品と同様に導入期から成長期でしょうか?
そうであれば市場を拡大し売上を伸ばすことは難しいことではありません。
このフェーズでは市場に参入する全ての製品に成長するチャンスがあります。
しかし市場ライフサイクルが成長期を終え、成熟期から衰退期のフェーズでは状況は異なります。
縮小する市場では限られたパイを奪い合う、ゼロサムゲームだからです。
またこのフェーズでは顧客の満足度が高く、興味関心が薄れています。
そのため、「割り込み型」や「新規需要開発型」での参入は難しくなります。
しかし新規作用機序の薬剤であったり、競合他社が投入するリソース量を減らしている状況であれば、「代替需要型」 や「販売革新型」が機能する可能性は大いに期待できます。
市場ライフサイクルと製品ライフサイクルを意識してマーケティングプランニングを行いましょう。