マーケティングとは売れる仕組みを考えることだと言われます。

では売れる仕組みとはどのようなものでしょうか?

自社製品が売上を生み出す仕組みだと思われるかもしれません。

そのため、自社製品が競合に比べて、いかに優れているかを明確にし、顧客に伝え認知・理解されれば売れると考える方は少なくありません。

確かにそんな時代も過去にはありました。

物質的に満たされていない戦後の復興期から高度成長期では、需要が高く良い物を作って売れば、自然と売上が向上しました。

そのため、未だにその時の成功体験から脱却することが出来ず、未だに同様の活度を続けているのです。

市場が縮小する現在の状況ではゼロサムゲームとなります。

売上が向上しないのはメッセージが上手く伝わっていない、まだまだ理解を得られていないのではなく、独りよがりの価値観の押し付けや、競合に競り負けているからです。

そう、売上は顧客が生み出すのです。

だからこそ多様化する顧客ニーズを把握し価値を提供する必要があるのです。