「強み」は「目的」を実現するためのKSF(重要成功要因)です。

しかし「目的」と「強み」だけでは不十分です。

実現するための「手段」を明確にする必要があります。

クリニックをオープンして認知が進めば時間はかかっても患者数は増えるとした事業計画の試算を目にすることがありますが、その根拠はなんでしょうか?

成長期とは異なり人口減少により対象する患者数は減っています。

打ち手がなければよほどの「強み」がない限り自然に患者が増えることはありません。

ムーアの「キャズム論理」では85%の人は自分で判断しておらず、人が良いというものを選択するとされています。

すなわちクチコミ効果が大きな要因となっています。

認知行動プロセスにおいても全てのフェーズでクチコミは有効とされています。

また最近では広告よりパブリシティの効果が高いと言われています。

このことからも企業自身が発する情報より客観的な第三者の意見を重要視することが窺えます。

医療機関にとって患者とは来院するまで顔の見えない潜在的な存在であり、B2Cのビジネス構造です。

消費材と同じくマスマーケティングが重要になって来ます。