病院担当のMRの皆さんは病床機能を意識して営業をされているでしょうか?

病床機能について理解することで、自社製品の対象となる患者がどこにいるのか分かるようになります。

基本的に入院患者は急性期一般病棟に入院することになります。

「急性期病棟」は手術や救命等に係る内科的治療を目的に14日以内、最低でも21日以内に患者さんを退棟させる必要があります。

退棟とは、在宅復帰だけでなく、「地域包括ケア病棟」や「回復期リハビリテーション病棟」への転棟、別の病院への転院のことです。

在院日数が長くなる大腿近位の骨折などの整形疾患や脳疾患(脳梗塞や脳出血)、神経系疾患は転棟・転院する割合が高くなります。

ということは、地域包括ケア病棟や、回復期リハビリテーション病棟を持たない病院では患者は転院してしまうということです。

担当施設以外に転院すれば実績は移ります。

また、地域包括ケア病棟や、回復期リハビリテーション病棟でも在宅復帰率におうじて入院出来る期間が定められています。

担当病院がどのような病床機能を持っているのか、いないのか、患者は今どこにいるのかなど、意識すると良いでしょう。