先日、いきなりSWOT分析をしている方に会いました。
聞いてみるとその後にクロスSWOTはせずSWOTだけで終わりだそうです。
ビジネスフレームワークは分析から戦略立案までを標準化しプロセスを簡単に出来るメリットがありますが、やはり正しく理解し活用しないと、誤った結論に満足してしまい間違いに気がつかないことがあります。
SWOTには外部環境と内部環境を書き込むフレームがありますが、いきなり書き始めても自分が知っている事や経験や感覚的にそうだろうと思うことが中心になってしまうため客観性に欠けたものになってしまいます。
まずは大きく情報を集めて、絞り込んでいく作業が必要です。
環境分析には外部環境分析/内部環境分析がありますが、分析を行う際は内部環境よりも外部環境の分析を先に行います。
なぜなら内部環境の多くが外部環境に大きな影響を受けるからです。
外部環境分析で有名なビジネスフレームにはPESTや3Cがあります。
環境変化を捉え未来を予測しながら戦略オプションを抽出します。
フレームワークに慣れていない方はPESTより3Cの方が親しみやすいと思います。
勿論、多くの視点から分析することが重要ですが情報の洪水に溺れないように注意してください。
内部環境分析のフレームワークにはバリューチェーン分析やVRIO分析があります。
正解は一つではありませんが、ただ漠然と考えても明確な答えは出てきません。
フレームワークを使えば思考の漏れや無駄がなくなり、プロセスを可視化することで共有しやすくなります。
しかし情報収集の難しさ、分析の難しさ、結果からの戦略立案の難しさなど、経験やスキルを必要とします。
定量データを数式に当てはめれば分析結果がでるアルゴリズムがあれば良いと思いませんか?
S.I Labがご提供します。