総務省の調査によれば、2024年時点で日本の個人における生成AIの利用率は9.1%だそうです。予想よりもあまりにも低くてかなり驚きました。
これは、中国(56.3%)、米国(46.3%)、ドイツ(34.6%)と比較しても大きく下回る数値です。出力結果に対する信頼性や正確性への不安が利用を躊躇させる要因というのも良く聞く話です。
でも出力結果が怪しいというのは、操作スキルが原因かもしれませんね。
「正しい情報を入れないと、正しく働かない」、そうAIを効果的に活用するには、適切なプロンプトの入力など一定のスキルが求められます。
一方で、企業に導入されたCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)も、結局“使われていない”という話はよく耳にします。
AIとCRM。性質も用途も違うように見えて、このふたつに共通している点は「正しい情報を入れないと、正しく働かない」という特性です。
AIは、プロンプト(指示文)の書き方次第で出力が大きく変わります。
文脈を正しく与えれば驚くほど有用な答えが返ってきますが、曖昧な問いを投げかけると、それらしく見えて中身のない“それっぽい答え”が返ってくることがあります。
CRMも同じです。入力情報が誤っていたり、そもそも入力されていなかったりすれば、どれだけ高度な分析機能を持っていても活用できません。
「ゴミを入れれば、ゴミが出る(Garbage In, Garbage Out)」という原則です。
CRMはよく「箱」に例えられますが、これでは「ゴミ箱」です。
「正しい情報を入れないと、正しく働かない」、この当たり前だけど見落とされがちな原則こそ、AIやCRMを“本当の武器”に変えるヒントなのかもしれません。
