企業の意思決定をサポートするため、マーケティングリサーチが行われます。
 
自社製品に対する顧客の満足度や競合製品との位置づけ、実施したキャンペーンやイベントの効果判定などが目的です。
 
顧客の声を聴くことで、市場の変化を察知するためのチャネルとしても機能します。
 
質問項目を決め、MRが聞き取り調査を行うこともあると思います。
 
では目的に沿って、聞き取り調査を行うべき顧客を正しく選択しているでしょうか?
 
顧客の中には自社製品のロイヤルカスタマーがいれば競合製品と拮抗状態の顧客、自社製品より競合製品の使用量が多い顧客、自社製品を殆ど使用してない顧客など様々です。
 
これらが混在した状態では、調査により得られた要素から論理的に何らかの答えを導きだすことは困難であり、意思決定を誤った方向に導く危険性があります。
 
マトリクス分析法により競争環境を基に顧客分類をすれば同じ背景に揃えることが出来ます。
 
正しく選択された対象顧客へマーケティングリサーチを行えば正しい意思決定が出来るはずです。
 
受発注データは競合製品の売上を含んだデータです。
 
競合製品が適応症を拡大する、あるいは剤型を追加するなどの場合でも、対策を立てることで先手を取って攻撃をしかけることも可能です。