あなたはこれまでに「変わってるね?」と言われたことがありますか?
もしそうであれば、それはすでにあなたが凡人ではない証明を手にしているということです。
あとは、その“変わり者”ぶりをどう活かすか。それが分岐点になります。
「変わってるね」という評価は、少数派であることの表れです。
しかし、多数派であること=正しさ・正義とは限りません。
たとえば日本では、就業者全体の約85%がサラリーマン(被雇用者)であり、法人の代表者(社長)は全体のわずか5〜6%に過ぎません。
つまり、起業や法人化という道を選ぶ人は、明らかに「少数派」なのです。
【全就業者に対するおおよその比率(日本)】
| 区分 | 人数(概算) | 割合(概算) |
| サラリーマン(被雇用者) | 約5,600万人 | 約85% |
| 個人事業主(フリーランス含む) | 約600万人 | 約9% |
| 会社社長(法人代表者) | 約400万人 | 約6% |
| 合計 | 約6,600万人 | 100% |
※ 就業者全体に対する概算。重複や副業・兼業は考慮していません。
【補足】
- サラリーマン:正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトを含む被雇用者。
- 個人事業主:開業届を出している人(青色・白色申告含む)、フリーランス、農林漁業者など。
- 会社社長:法人登記された会社の代表(株式会社・合同会社・NPO法人など)。一人社長も含まれます。
全体の5〜6%に入る生き方を選ぶ時点で、「変わってる」と見られるのは、むしろ自然なことです。というより、「普通」であり続けていたら、そこには到達できません。
そしてむしろ、「多数派に依存される側」へと立場を移したこの6%こそが、社会の土台を支え、動かしているとも言えるでしょう。
雇用される人がどれだけ多くても、その雇用を創っている存在がいなければ社会は成り立たないのです。
つまり、多数派が生きていけるのは、少数派が動いているからにほかなりません。
| 属性 | 多数派(雇用される側) | 少数派(雇用を生む側) |
| 数量 | 約94% | 約6% |
| 安定性 | 高い(見せかけの) | 低い(ように見える) |
| 主体性 | 低い(指示待ち) | 高い(意思決定者) |
| 収益構造 | 労働対価 | 仕組み・スケーラブル収益 |
| 社会への影響 | 小さい | 大きい |
起業や法人化を選ぶ人たちの違いは、スキルや経験だけでなく、根本的な考え方や姿勢にあります。
このメンタリティーの差こそが、「踏み出すかどうか」「継続できるかどうか」の境界線になります。
多数派=正解に見えるのは、思考停止によって得られる安心感によるものです。
しかし、「みんなと同じ」であることが正義なら、革新も成長も生まれません。
歴史を振り返れば、時代を動かしてきたのは常に少数派でした。
常識に疑問を持ち、多数派の空気に流されず、自らの信念を貫いた人たちが、新たな価値を生み出し、社会を前に進めてきたのです。
一方、現代の日本社会にはいまだに「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という考えが根強く残っています。
周囲と同じ行動を取っていれば安心・安全であるという無意識の同調圧力が、多くの人を判断停止に陥らせているのです。
しかし、この価値観はすでに限界を迎えつつあります。
昨今の大企業による突然の大規模リストラは、正社員という「安定の象徴」すら、もはや保証ではないことを私たちに突きつけています。
「まさか自分が対象になるとは思っていなかった」――この声こそ、集団心理への依存が生んだ結果です。
かつては「変わってるね」と揶揄された人も、今では「変わっててすごいね」と評価される時代が来ています。
時代は確実に変わり始めているのです。
今、必要とされるのは、「みんながそうしているから自分もそうする」という思考を手放し、自分の頭で考える力です。
多数派は「消費する側」、少数派は「創造する側」。
そして、その6%は、「働く場所」ではなく、「働く意味」そのものを自分で定義している人たちです。
