- 短期的には心理的商圏の影響が大きい
新規顧客の来店促進を考える際、心理的商圏の影響(店舗の視認性、入りやすさ)が特に重要となります。顧客の「第一印象」に大きく作用するため、物理的な距離よりも優先的に対策を講じるべきです。 - 長期的には立地的商圏の影響が大きい
物理的な距離や商圏の制約は変えにくく、競合店舗が物理的に優位な立地を維持している限り、H不動産が継続的に集客力を確保するのは難しい可能性があります。
影響の大きさの比較
心理的商圏の影響は改善可能性が高い点で優先度が高いと言えます。短期的には、店舗の「心理的な入りやすさ」や「安心感」の向上を図ることで、競合との差を縮めることが可能です。一方で、立地的商圏の不利は不可逆的な要素であるため、オンラインマーケティングや新しい営業チャネルの開拓によって物理的な商圏の影響を補う中長期的な戦略も同時に進める必要があります。
劣勢を補うためには
立地/商圏の不利を超えるための方法が、オンラインマーケティングです。多くの場合で、物件探しの入り口はインターネットからになるからです。
先ずは、同一商圏にある32の不動産会社の口コミポイントを集計し比較してみました。比較的、ネガティブな書込みが多くなる傾向がある口コミですが、当店舗の口コミポイントは4.4、投稿数は109と悪くありません。しかし標準偏差から偏差値を算出すると52.8となり、真ん中よりやや上といった感じです。1位の不動産会社の口コミポイントは4.7、投稿数531と大幅に上回っています。
また、Googleで、不動産会社で検索すると、1ページ目に表示されません。上位は広告宣伝費をかけた大手不動産会社が並びます。それ以降はMEO/SEO対策を行っていると思われる不動産会社が続きます。
比較サイトが2つありましたが、どちらも同じ不動産会社が推薦されており、こちらも対策によるものでしょう。
原因は本社
ここまでをみると、店舗の立地の悪さ、広告宣伝費の低さがみられ、本社のターゲティングとリソース配分といった戦略上のミスが根本的な要因となっています
次の打ち手を探索するためにデモグラフィックスから検証してみようと思います。
