市場ライフサイクル分析法を用いて、以下2つのフェーズにおける売上およびシェア値の変化を試算しました(試算システム、試算プログラムおよび試算方法 特許第7396760号)。

*製品領域の異なる企業間での比較であり、一部データの欠損があるため、ロジックを理解するための参考程度にご覧いただければ幸いです。

以下の条件で、国内の医薬品市場上位8社を対象として試算しています。

条件①  ライフサイクル:成熟期 市場成長率:10%

条件②  ライフサイクル:衰退期 市場成長率:▲10%

試算の結果、条件①では、全ての製薬企業が売上を向上させることができていますが、シェア値では、上位4社以外は低下しています。

条件②の試算結果では、全ての製薬企業の売上が減少していますが、上位3社のシェア値は高まっています。

つまり、売上が増加していても、競争地位によっては市場競争の中でシェア値が低下し、競争上の脆弱性が高まっている場合があるということです。

逆に、衰退期では売上は減少していても競争優位性が高まり、一強多敗、勝者総どりの二極化に市場競争が向かっていることが読み取れます。

この分析手法を用いれば、営業部門に対して非現実的で達成不可能な目標設定による過大なプレッシャーを与えず、経営資源の過度な集中による競争の激化と消耗戦による二極化を避けることができます。

これにより、医療者への販売圧力による患者アクセスの不適切な取り扱いや、科学的治療の不適切を招かず、公共医療費の増加や社会保障費の不安定化、患者負担の増加を回避することにつながります。

DXS Stratify®は市場拡大を前提とした、レース型競争市場における伝統的/標準的な手法ではなく、市場の縮小および競争の激化を前提としたゼロサムのゲーム型競争市場を見据えた手法です。