お客さまの嗜好や行動に合わせたメールやWebコンテンツの配信を行うMAツールは皆さんご存知だと思います。

 

AmazonやYouTubeにアクセスすれば、なぜかいつも自分の好みに合った商品やコンテンツが並んでいます。

 

m3.comが提供する「MR君」は、MRを介さずとも医療従事者が直接アクセス出来るネット情報提供サービスです。

 

医師は製薬企業からの支払われる利用料によって、無料でこれらの情報を見ることができます。

 

なぜMRというチャネルを持っている製薬企業が、わざわざお金を払ってまで「MR君」の導入に積極的なのでしょうか?

 

製薬企業がマーケティングにかける費用は約2兆円/年で、そのうち9割がMR関連費用と言われています。

 

MRは医師の空き時間を待って情報提供を行うことがほとんどですが、不確実な待ち時間が生じるにもかかわらず数分しか面談できないことが殆どです。

 

また医師に提供される情報は、MRが医師と面談した際の反応などから感覚的に選択されており、必ずしも医師が求めているニーズに合致していない可能性があります。

 

一方で「MR君」などのデジタル関連プロモーション費用は400億円程度であり、情報提供にかかるコストをMR関連費用の数十分の1に抑えることが出来ます。

 

「MR君」ではアクセス情報やメッセージ開封の有無、アンケートの回答などから、顧客データを分析し、データに基づきより的確な情報提供サービスを可能にしています。

 

特に昨今では、新型コロナウイルスにより医師への面会機会が激減したことを背景に、MR君を中心とした製薬企業のマーケティング支援事業に使われる金額は前年比2.5倍以上に増加しているそうです。

 

こうなると「MR君」はその可愛い名前とは裏腹にMRを絶滅に導く敵のようです。

 

しかし、これらマーケティング・オートメーションは「顕在ニーズ」の延長線上にあるように見えます。

 

MRと「MR君」が共存共栄するためには、アクセス情報やメッセージ開封の有無、アンケートの回答などから、顧客データを分析することで顧客インサイトを見つけ提案することが、これからのMRの新しいスタイルではないでしょうか。