市場規模が縮小し新患獲得が困難なのであれば、①「集中化戦略」で新患獲得に競合に対して上回るリソース量を投下することで新患獲得率を高めるか、②脱落を防止するしかありません。

市場環境を確認してエリアごとにこの2つの戦略を選択する必要があります。

図6

東京をはじめ、千葉、埼玉、神奈川では新患獲得が機能する余地はまだ十分にあります。

逆に秋田県などの地方都市ではまずは脱落率を抑えなければ売上の基本部分が崩壊してしまいます。

まずは脱落を防ぎ、少ない新患を獲得することで売上実績を維持します。

このような状況下では後発参入の新薬ロンチは非常に厳しいでしょう。

無駄な経営資源が無いように全国一律に活動するのではなくエリア選定をする必要があるでしょう。