戦後、日本の総人口は増加を続け、1967年には初めて1億人を超えましたが、2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じています。

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、我が国の人口は2048年に9,913万人と1億人を割り込み、2060年には8,674万人まで減少すると見込まれています。

長期的に見ると、明治時代後半の1900年頃から100年をかけて増えてきた人口は、今後100年のうちに再び同じ水準に戻ることが見込まれ、これまでの歴史を振り返っても類を見ない水準の人口減少を経験することになります。

少子高齢化など社会環境の変化は製薬業界においても今後益々業績の二極化を推し進めることになるでしょう。

このような環境の変化により将来の予測が困難なVUCAの時代にはこれまでの常識が覆されるような従来とは全く異なる視点や価値観をもって市場に大変革を起こすような企業や製品・サービスが登場することがあります。

未来が過去の延長線上にない今、経験則や感覚に頼ることは出来ない時代に入っています。

時代を見通す「戦略」を持つことで既存の市場ルールを無効化し、一気に業界トップに躍り出ることも可能ということですね。