「電子カルテ情報の標準化」や「診療報酬改定DX」など、今後の医療機関経営に大きく影響を与えるデジタル化の動きが活発になっています。

現在の電子カルテの競争状況を調べてみました。

1位の製品のシェア値が22%とまだまだ安定目標には達しておらず、2強型市場を形成しています。

26%を超えれば一強型市場も見えてくるでしょう。

3位のシェア値が8%弱であることから少なくとも7%未満の製品が7つ以上あるということです。

1位の製品の納入数は3600件前後なので納入実績が100件未満の製品が多く存在することが推測されます。

クープマンモデルでは7%以下は撤退の基準となりますが、電子カルテを一度導入したのに撤退されてはリスクが大きすぎます。

このケースでもシェア値が高い強者が市場内で優越性を持つことが分かるかと思います。

DXが進むにつれ、単に電子カルテの機能だけではなく、予約やAI問診、オンライン診療から支払いまで連携が必要なシステムは多く、これらを一気貫通で提供できる企業が市場を席捲することになるでしょう。