市場の成長性を検証していきましょう。

将来推計人口では今後10年間は緩やかに増加しその後減少に転じます。

内訳では人口全体における高齢者の割合である「比率高齢化」と実人数の両方の増加が進みます。

しかし減少傾向にあるとはいえ、20年後も生産年齢人口が最も多い点は良い傾向です。

医療介護需要予測指数では介護需要が全国平均に比べてとても高くなっています。

少子高齢化により、日本の医療は今後、「増えていくニーズ」と「減っていくニーズ」の大きな2つの変化に直面すると考えられます。

生活習慣病の多くは完治することはなく「病気とつきあっていく」ための慢性期医療が必要となります。

また、高齢者は加齢に伴うさまざまな臓器機能の低下から多かれ少なかれ慢性疾患を抱えています。

高齢化が進む日本では、慢性期医療の需要は増え続けていくでしょう。