本日もサンプルデータを用いたマトリクス分析をしてみましょう。

市場は3強型を形成しており自社製品はシェア値で2位の位置にいます。

ではシェア値1位の競合製品④と2位の自社製品を比較しながらマトリクス分析を見ていきましょう。

2製品の全体市場におけるシェア差は9%で、Aaはいずれも2顧客です。

自社製品にはAbフレームに該当する顧客が不在です。

しかし両製品が大きく異なるのはその中身です。

競合製品④のAaフレームの顧客は病院セグメントであるのに対して自社製品はBrick、すなわち200床以下のクリニックです。

病院であれば現状の訪問している診療科、顧客以外に訪問範囲を拡大することで市場拡大が期待出来ます。

新規の口座開設も移動の手間もなく、既に院内でNo,1製品であるため攻略難度はそれほど高くないでしょう。

特に大学病院が含まれていることから波及効果の面でも大きく期待できます。

近い将来、競合製品④は一強型へと進むと思われます。

自社製品の戦略はシェア差わずか2%の競合製品⑧を早急に引き離し上位2製品に踏みとどまるかが重要となります。