不確実性の中では「戦略」は不要と考えている企業でも「マーケティングプラン」は存在することが多いのではないでしょうか。
「戦略」とはやるべき事とやらないことを決めることであり、マーケティングはそのやるべき事をどのように実行するかを明確にする「戦術」にあたります。
私は医療法人の顧問として経営企画に携わっており、新規事業プロジェクトのPMやPMOとしてマネジメントをさせていただいています。
その際、「どのようにやるか」と各論に議論が進みがちになることが往々にしてあります。
プロジェクト運営で重要なのは、まず何をするべきか漏れなくダブりなく徹底的に洗出し、優先順位を決めることです。
各論ばかり話し合っていては重要なタスクの洗出しが不十分となり、漏れや見過ごしが発生することで後々大きな問題に発展する危険性があります。
マーケティングプランは手段であって目的ではありません。
戦略がなければ、その戦術がいかに優れていたとしても戦いには勝てません。
戦略のない戦術はただのファンタジーです。