高度なICT技術の発展は、これまで小規模な対象にしか対応出来なかったマーケティングを、大規模なマーケティングでも行えるようになりました。
CRMを導入することで個客ごとに顧客の名前や住所、メールアドレスなどの個人情報に加えて、営業活動や取引履歴を基に最適化されたサービスを提供することが可能です。
さらにライフスタイル/ステージや嗜好・ニーズまでもが収集され活用されます。
では医薬品ビジネスで最も知るべき顧客情報はなんでしょうか。
それは顧客である医師の治療指針や処方傾向、そして競合との関係性です。
必要のない情報はかえってノイズとなり分析結果を不明瞭にすることになります。
製薬企業が提供する製品は生活消費財とは全く異なり、情緒的価値よりも製品そのものの価値が最優先されるべきものです。
顧客との良好なコミュニケーションの構築は営業活動において重要な要素ですが、それよりも信頼関係を構築する方がはるかに難しく、そしていちど築いた信頼は決して裏切ることは出来ません。
顧客である医師、特に患者はいつでも理解されたがつている,という意見があります。
求めることは健康な人と変わらない日常生活を送ること、健康な人と同じように天寿を全うすることです。