コロナ禍をめぐる環境変化の中、アステラス製薬のオンライン戦略が進んでいます。

大幅な組織変更以外にも、アステラスではアプリ導入による臨床試験のリモート化、メタバースを活用した情報提供など、顧客とのコミュニケーションチャネルを従来のMRが直接顧客を訪問するオフライン型からデジタルを活用したオンライン型に大きく舵を切っているようです。

この傾向はアステラスだけではなく製薬企業全体の傾向でもあるので数年後にはコモディティ化することが予想されます。

営業組織の大幅変更は、販管費を下げることで営業利益率を高めることが目的だと思いますが、販売力が向上しても早期退職による人件費や営業所の廃止は営業力のダウンにつながる危惧があります。

営業組織の縮小とデジタルへの置き換えは競争環境の厳しい医薬品マーケットの中で競合への優越性となり、利益を生み出す源泉となる売上を拡大することにつながるでしょうか?

今後、注目ですね。