多角化戦略、それも集積型多角化戦略である、新規市場と新規顧客への参入は最もリスクの高い戦略です。

しかし現状維持では状況は少しずつ悪くなっていってしまいます。

リスクを取って挑戦することも生き残り、勝ち残りにおいて非常に重要な選択です。

ではどうすれば少しでもリスクを軽減することが出来るでしょうか?

それは市場あるいは顧客のいずれかを自社の強み領域にすることです。

そうすることで、新規×既存の組み合わせの集中型多角化戦略にすることが出来ます。

介護保険外サービスである新規事業であっても、医療機関として行う介護保険サービスと連続性を持たせることでシナジーを生むことが出来るのです。

介護保険外サービスの難しいポイントは集客です。

ニーズはあってもどこに頼んで良いかわからない、どのようなものサービスが受けられるのか分からないといった現状があります。

コミュニケーション・チャネルにおいて最も強力なチャネルは口コミです。

普段、医療を受けている病院スタッフからの紹介であれば、ターゲットにリーチしやすく、受注率も向上するはずです。

自分に有利な部分で勝負する 不利な部分では戦わないことは、戦いにおいて最も重要な基本原則です。