顧客のインターフェースであるMRは非常に多くの情報を持っています。

しかし情報そのもはただのエピソードに過ぎません。

ベストプラクティスが社内で共有されることがあると思いますが、そっくりそのまま真似をすることで果たして同じ成果を得ることが出来るでしょうか?

マッジックワードは存在しないので、「こんなメッセージで処方を獲得した」ということは再現性がありません。

でも、同じ状況、同じ背景因子を持つ顧客であれば再現性は高くなります。

自社製品を多く処方している顧客と、競合製品を多く処方している顧客を一緒くたにして分析しても思うような結論を出すことは不可能です。

特に知りたい情報は競合と拮抗状態にある顧客です。

このフレームは勝つか負けるの瀬戸際で、必ず勝つ必要があります。

また、12のマトリクスを用いれば競合の動きも予測が可能です。

戦略における市場細分化と同様に、分析においても細分化は必須です。

12のマトリクスを用いてフィルターをかけることでエピソードはエビデンスになります。