製薬企業は利益の減少を背景に人員削減を進めています。
それによって起きる戦力の低下はデジタルによる情報提供に置き換えることで対応しています。
しかし結果的には期待した処方インパクトが得られていない現状です。
何故でしょうか?
「マーケティングの理想は販売を不要にすることである」
これはドラッガーの言葉ですが、ここに落とし穴があります。
それは「販売」です。
販売はセールスあるいはセリングと訳すことが出来ます。
またセールス、セリングは「営業」と訳す事も出来ます。
英語では同じとなる「販売」と「営業」ですが、日本語では異なる意味合いで使われます。
この役割を混同し間違った役割として使っているために期待した処方インパクトが得られていないのです。
将来的にはデジタルに「営業」の役割を担わせることが可能になるかもしれませんが、現時点では「営業」においてMRは必要不可欠な存在と言えるでしょう。