現場の課題について、社内で最も深く理解しているのはMRです。

しかし顧客との面会が限られる中、十分な情報を医師から直接ヒアリングし入手することは難しくなってきました。

最近では、さまざまな形で診療情報が開示されるようになりました。

それらを活用し、担当エリアの診療情報を把握することで攻略の糸口が見えてきます。

医療機関においても地域包括ケアシステムの推進によって、他の医療機関を競合と捉える必要性が出てきています。

生き残るためには医療機関であっても同一市場内の競合に勝たなければなりません。

同じ医療圏の他の医療施設の情報を持っているMRの存在は、今後、病院経営において益々重要となってきます。

面会すべきは医師だけではありません。

経営企画室など、病院経営の戦略プラン二ングを行っている部署の担当者に面会することも攻略の糸口になります。

これからは医療機関であってもブランディングやマーケティングは不可欠です。

MRが競合の情報提供、自院の情報拡散のチャネルになり得るとすれば、その存在価値は高まるでしょう。