私が顧問をさせていただいている医療法人で、見込み患者数について意見が分かれました。

楽観的な予想に基づいて多くの初期費用を投入してしまう危険性があるためモデル式を作成し、楽観的予想をした方に各変数を答えてもらいました。

モデル式には予め計算式が設定してあるので、変数を入力すれば推定患者と売上予測金額が算出されるようになっています。

結果は大幅に予測値を下回り上振れ予測をした方も現実に気づいたようです。

このような思い込みをアンコンシャスバイアスと言います。

アンコンシャス・バイアスは 、 「無意識のうちに“こうだ”と思う」 、日常的に誰にでもあるものです。

しかし感覚的な思い込みで双方が議論を交わしても正確な答えにたどり着くことが出来ません。

定量化および視覚化することで客観性がうまれ正しく判断することが出来るのです。