あなたの担当病院の中核的な診療分野はなんでしょうか?

知る方法はいくつかありますが、今回はMDC別稼働病床構成比を調べてみましょう。

例にあげたH病院とT病院はどちらも透析に注力している施設です。

MDCの病床構成比をみるとT病院の方が透析に特化していることが分かります。

H病院の方が総合病院に近い形態です。

地域医療支援病院である可能性もあります。

その場合は回復期・慢性期だけではなく、急性期までカバーしていることになります。

自院で療養病棟、回復期リハ病棟、地域包括ケア病棟を持っていなければ患者は導入期だけ行って他院に移るか、在宅通院となります。

データを確認することで導入期に特化しているか、それとも維持期を主体としているかなど推測が可能です。

病床機能は患者の流れを掴む上で重要なポイントです。

売上の増減は患者の流出入の影響を受けるからです。

院外処方と同様に不公平なく実績を評価しようとすればエリアとして患者の流れを把握する方が良いでしょう。