セグメント設定はビジネスの投資対象として見合う市場規模/金額であるかが判断の基準です。

しかしブロックバスターなど特殊な場合を除き、通常は最初から最大市場は狙わず、確実の攻略が可能な市場から順次占有し、シェアを積み重ねることになります。

そのためSTP分析のセグメント設定は非常に重要になります。

では市場をどの程度まで細分化すればよいでしょうか?

クープマンモデルを用いることで製品ライフサイクルと顧客の行動変容フェーズに応じた設定が可能です。

まず占拠率、すなわち目標シェアを決め、それに相応する必ず攻略出来る市場を選択します。

目標をクリアすれば次の細分化された市場をドミナント的に攻略し市場拡大を図ります。

最初から最大市場を狙い弱者のまま消えていった有望な医薬品を数多く見てきました。

開発に莫大な時間と資金かけた医薬品がマーケティング戦略の失敗で水泡と帰させるわけにはいきませんね。