医薬品ビジネスのための「戦略思考」が身につくblog

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「小池氏の2020年の選挙結果のマトリクス分析から、対小池氏の2024年戦略を考察する」

小池氏の2020年の得票率は60%にも及び、新規市場参加者は、既に絶対的な市場支配者が存在する非常に厳しい市場に参入するということを強く認識する必要があります。多くの都民は小池氏を支持しており、安易な批判は支持者を批判することにつながるリスクがあります。

そのため、他の候補者は、小池氏の任期中に明らかに支持率が低下するような要因がない限り、あからさまな批判は避けつつ、積み残しの課題点とこれまで取り上げられていなかった新しい着眼点の課題解決を提案するニッチ戦略が有効です。

マトリクス分析のAaフレームにおいて、最もシェア値が高い開票所は足立区の65.38%、次いで江戸川区の65.19%です。反対に最も低い開票所は杉並区の52.66%、次いで目黒区の53.08%、そして60%を下回りかつ最も全体の投票数が大きいのは世田谷区の54.69%でした。

いずれの開票所においても小池氏は絶対的な強者であり、安定値に到達しているため、切り崩しは困難ですが、相対的には杉並区、目黒区、世田谷区での票獲得は実現可能性が高いと考えられます。

また、2020年と2024年の開票所別得票率の相関は89%と非常に高く、小池氏の確固たる基盤が築かれているものと思われます。相関から外れるのは奥多摩町、利島村、新島村、神津島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村であり、ここからも強者の特徴がみられます。

これらの開票所は、都市部と比較して投票者数が少なく、東京の中心部から離れており、アクセスが困難な場合が多いです。また島嶼部や山間部という地理的特性があり、住民の生活やニーズが都市部とは異なるため、選挙での関心事や争点が異なる場合があります。また地理的な制約や地方特有の問題(例えば、交通インフラ、医療サービス、観光業など)が選挙の主要な争点となりやすく、候補者がこれらの問題に対する具体的な解決策を提示する必要があるなど強者が避ける傾向にあります。

このように、新規参入で実績がない場合においても、過去のデータからターゲットと競争優位性を分析することで無駄な消耗戦を避け、成功確率を高めることができます。

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